2019年10月18日
稲葉理事長が辞任され、山田有信牧師が理事長となられます

9月19日に稲葉理事長から1ヶ月の入院加療が必要との診断書が提出され、休職状態となっています。医師からは、3ヶ月以上との話もありました。
このような事態を受け、主だった路交館関係者により緊急に協議、現在路交館がおかれている局面で理事長不在が続くことは問題と考えました。
稲葉理事長もこれを問題と考えられ、10月4日に辞任届を提出されています。
後任ついては、日本キリスト教団大阪淡路教会の山田有信牧師を10月18日開催の臨時理事会にて、理事長として選任しました。
かつて、大阪淡路教会立の幼稚園「聖愛園」で障がい児を受け入れたことが、「路交館」のスタートとなっています。長年「路交館」と「大阪淡路教会」はお互いの独立性を高めることと、一人に仕事が集中し過ぎて多忙となり、片方、もしくは両方の業務に支障が出ることを心配し、牧師が路交館理事長を兼任しないようにしてきています。しかし、この事態にあたり、「路交館」は精神的な柱が必要と考え、山田牧師も「大阪淡路教会」も、教会員でもある稲葉理事長のあとの路交館を支えるにあたり、教会として積極的に踏み込むことを決意し、このことを決めています。


〇所信表明

わたしと路交館
わたしのように、持病があり身体の不自由な牧師を雇おうとする教会は少ない。淡路教会がわたしを招聘したことと、路交館の存在は決して無縁ではないだろう。淡路教会の牧師が路交館の理事長を兼任するのは路交館創立時以来だが、これも偶然とは思えない。路交館が創立時の原点を振り返って、なぜ幼稚園を止めてまで福祉の営みに携わることになったのか、なぜ「障害」と呼ばれる現象を遠ざけることなく、むしろ敢えてその現象と共に歩むことを選んだのか、そういったことを想い起す「時」を迎えているのかもしれない。もちろん、路交館創立時のことも、当時の淡路教会のことも、わたしは直接知らない。けれども、淡路教会につながり、路交館につながっていく、何か原点をわたしも共有しているはずである。
 
路交館の根幹を
路交館は桜の園の事故によって一人の人の未来を失わせてしまった。ご両親それぞれの悲しみの深さを想像することもできない。事故を十分に検証し、改善すべき点は改善する必要がある。また路交館は、あの事故によって、路交館がなぜ路交館の営みを始め、また続けようとするのか、その根幹のところにある何かを問われているのではないだろうか。わたしには路交館が向かうべき姿を示すビジョンはないし、沿って進むべきプランを提示することもできないが、この「時」に、そもそもなぜ路交館がその営みを始めることになったのか想い起してみたい。

山田有信